介護サービス外の依頼を断る方法

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介護サービスは家事代行業ではない

 

 訪問介護をしていると「草むしりをして欲しい」「ついでに家族の食事も作って欲しい」と、業務範囲外のことを言われて悩んでしまうヘルパーも多いのではないでしょうか。利用者によっては「前のヘルパーはやってくれたのに」とわがままを言う人がいたり、訪問介護をしっかり理解できておらず「なんでできないんだ!」と怒りをぶつけてくる人もいたりします。介護サービスとは何なのか、ヘルパーの業務範囲はどこまでなのか、しっかりと理解してもらいましょう。

 

 

相手に対し線引きを見せる

 

 「そうなんですね」とやんわりと受けた後「国の決まりごとで、私はここまでしかできないんですよ」としっかり線を引いてみせる態度をとりましょう。介護サービスはあくまでも利用者それぞれがもつ能力に応じ、自立支援をするためのサービスであり、家事代行業のように「便利」を売るサービスではありません。さらに、費用の大半は国民の保険料と税金でまかなう公的なサービスなのです。

 

 

自分自身の気持ち

 

 ここまでならいいだろうと手を広げるうちに、いつの間にか家族の問題にまで踏み込んでしまい、思わぬトラブルを招くこともあります。「何とかしてあげたい」という気持ちはよくわかりますが、そういった感情に流されるのはとても危険です。ヘルパーはどんなに頑張っても家族にはなれないことを忘れないでください。情に流されそうだなという危険信号を感じたら、心の中でしっかりとブレーキを踏むようにしましょう。

 

 

 

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